窓からの雨漏りの原因と修理方法

雨が降ると窓枠から水がポタポタ。タオルなどでとりあえず対応できるものの、雨が降るたびに対処するのは大変なだけでなく、そのままにしていると思わぬ被害に発展してしまうこともあるのです。この記事では、窓からの雨漏りの原因とその対処方法について解説していきます。

コーキングの劣化

コーキングとは、外壁の継ぎ目、建物の合わせ目やすき間に充填するボンドのようなものです。コーキングを施すことで、建物の気密性や防水性を高めることができるのです。
コーキング剤は、5年から10年で劣化します。すると、雨の侵入を防ぐことができず雨漏りしてしまうのです。雨漏りがある場合はまずコーキングの状態を確認してみましょう。

コーキング剤を打ち直します。既存のコーキング剤を撤去せずに上から被せるやり方もありますが、古いコーキングと新しいコーキングが密着しない場合が多いのです。そのため、確実に雨漏りを止めるために打ち直しをお勧めします。

  1. 既存のコーキング剤を撤去
    コーキング剤の両端にカッターで切れ込みを入れると剥がれていきます。取りきれなかった部分は、スクレーパーで削ぎ落とします。最後にブラシや雑巾できれいに掃除して完了です。
  2. 養生テープなどでコーキング剤がはみだないように養生を行う
  3. プライマー(密着剤)を塗布する
  4. コーキング剤を充填
  5. ヘラでコーキング剤を平らにならす
  6. 乾いたら養生を撤去して完成

外壁や窓近くの屋根ひび割れ

外壁や屋根のひび割れからも、窓の雨漏りにつながりやすいので要チェックです。特に最近主流のサイディングは、塗装が劣化すると雨を吸収しひび割れができてしまうことが多いのです。

ひび割れの幅が0.3mm以下(ヘアークラック)の場合、ひび割れが原因で水漏れが起きている可能性は低いです。もし幅3mm以上のひび割れができていたら、そこから水が侵入している可能性大です。専門家に相談しましょう。

補修方法は、状態や外壁や屋根の種類によってさまざまです。
今回は基本的なひび割れ補修の方法の一つをご紹介します。

1.ひび割れ部分をUカットまたはVカットし、掃除する

2.プライマー(密着剤)を塗布する

3.コーキング材を充填する

4.乾燥したらヘラで表面を平に仕上げる

その他の原因

上記の原因以外に

  1. 窓上部の換気扇や配管などから水が伝って雨漏りのように見える場合
    →チェックしてみよう
  2. 引き違い窓(2枚のガラス戸をスライドして開け閉めができる窓)のわずかな隙間からの雨漏り
    →雨が隙間の方向に吹き込んでしまっただけなので、タオルなどで対処すればOK!
  3. 施工不良
    サッシを取り付ける際、稀に防水シートをつけ忘れたり場所を間違えていることがあります。新築や建ててあまり時間が経っていないのに雨漏りする場合、施工業者に相談してみましょう。もし対応してくれない場合は消費者センターに相談しましょう


雨漏りは原因究明が大切です。雨漏りに困ったら経験豊富なプロにお任せください。無料でのお見積りを承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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